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 日本通運の子会社で、荷物のこん包、配送を請け負う日通商事は、ICタグを使って荷物の検品を効率化するシステムを開発した。投資額は約1億円。検品作業にかかる時間を3割削減できる。まず、自動車部品メーカーである東洋電装から請け負った、中国工場への部材輸送業務を対象に利用を始めた。

 日通商事には、東洋電装の調達先から部材が運び込まれる。この時、段ボールやケースごとにUHF帯のICタグを張り付ける。ICタグにはユニークなID を割り当て、データベース上でIDと荷主企業名(東洋電装)、輸送先などの情報をひも付けて管理。部材を中国工場に向けて出庫する際に、ICタグ・リーダーでIDを読み取って検品する。従来は、荷物に張ったラベルを目視し、帳簿を使って検品していた。

 出庫時の検品と併せて、コンテナへの積み込み時にICタグを使って積荷をチェックする仕組みも設けた。これにより誤配送を防止する。フォークリフトでコンテナに荷物を積む際、ゲート型のICタグ・リーダーでIDを読み取り、正しいコンテナに積まれたことをチェックする仕組みだ。