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 東京都は3月1日、新しい財務会計システムを稼働した。従来の官庁会計(単式簿記・現金主義)に加え、自治体では初めて民間会計(複式簿記・発生主義)を取り入れた。導入を指示した石原慎太郎都知事の狙いは、コスト意識が低かった従来の行政運営手法を変えること。決算の公表時期はこれまでより3カ月早める。

 2002年4月から約22億円を投じて、汎用機からダウンサイジングした。システムの運用は外部委託する。運用のコストを年間5億円程度減らし、8億円以下とする。