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 ソニー生命保険は今年10月、保険事務の新システムを導入する。構築コストは約10億円。営業代理店や、代理店を取りまとめる営業拠点の事務負担を軽減するのが目的だ。

 新システムは、大きく二つのサブシステムで構成される。

 一つ目は「営業拠点保全事務システム」。保険契約の内容を見直す、いわゆる保全事務について、書類への手入力を削減してペーパーレス化を進める。帳票一覧の作成機能などを強化する。

 二つ目は「顧客情報管理基盤」と呼ぶシステム。保険契約の内容や対応業務の状況について、顧客単位で簡単に管理・把握できるようにすることが狙いだ。同社がこれまで利用していたシステムでは、主に契約単位で確認する仕組みになっていた。

 同社はこれらサブシステムの機能を実現するために、保険契約の確定や請求情報を登録する中核の業務システムと、「顧客特定」、「進捗管理」、「物流管理」、「帳票のPDF化」といった個々の業務を実行するシステムを開発。これらをサービスとしてつなぎ、一つの業務アプリケーションとして働くようにしている。また必要に応じて、メインフレーム上の基幹システムからも保険契約データを引き出せるようにする。この仕組みにより、今後のシステム拡張にも容易に対応できるという。

 同社は新システムの導入により、営業担当者などの作業効率が向上するだけでなく、ペーパーレス化などにより、5年間で10億円強の事務運用コストが削減できると見込んでいる。

 開発は日本IBMなど3社が担当した。ハードには、IBMのUNIXサーバー「System p」シリーズを採用。システム間連携には、IBMの「WebSphere Application Server」を使う。