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写真●ITC本部 事務長付 加賀斉天氏(中央),同 課長 金子康樹氏(右),同 山方崇氏(左)
写真●ITC本部 事務長付 加賀斉天氏(中央),同 課長 金子康樹氏(右),同 山方崇氏(左)
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 慶應義塾大学は4月,スパムメール(迷惑メール)対策に「AntiSpam Plus」(開発はギデオン)を加えた。今回,約半年のテスト期間を経て,三田キャンパスの約500人に適用。今後,中学や高校を含めた全学,約4万人へと展開する計画である。

 AntiSpam Plusは,ウイルスおよびスパムメールへの対策機能を備える。メール・サーバーに導入するタイプの製品である。慶應義塾の情報基盤を構築/管理する「インフォメーション・テクノロジー・センター(ITC)」では,5~6年前から,こうしたアンチスパム製品をいくつも使ってきた。

 こうした経験から,「アプライアンス型は,自分たちがやりたいきめ細かな設定が難しい」(ITC本部 山方崇氏)といったことが分かってきた。AntiSpam Plusを選んだのは,「導入が容易で,管理画面も分かりやすかった」(ITC本部 事務長付 加賀斉天氏)ことなどが理由だ。

 導入テストを二つのグループに対して行った。一つは,各学部/学科のメール・サーバーのうちITCにホスティングしている15ドメイン,約500人。もう一つはITCのメール・サーバー,約20人である。それぞれのグループにAntiSpam Plusを適用し,“スパム(SPAM)”と判定されたメールの数や判定内容などを調べた。前者のグループは,1カ月で180万通程度のメールを受信している。
 
 AntiSpam Plusは様々なチェック機能を組み合わせてメールを解析し,“スパムらしさ”をスコアリング。スコアに応じて,SPAM判定を行う。チェック機能は,(1)ユーザー設定によるブラックリスト判定,(2)URLフィルタリング,(3)接続元のIPアドレスの判定,(4)メールヘッダーのチェック,(5)逆引きチェック,(6)ロシアのセキュリティ・ソフト会社「カスペルスキー」のデータベースを使った本文チェック,などである。

 現在,先の二つのグループに対して「ウイルス感染メール」は破棄,「SPAM判定メール」はマーキングして配送している。今後,全学のメールに展開するに当たり,「SPAMから身を守るだけでなく,自分が加害者にならないことも大切。そうした意識を養って行きたい」と加賀氏は話す。