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 野村證券は,金融に特化したグリッド基盤の構築に着手した。取引単位の小口化,金融商品の多様化などの動きを受け,将来的な処理データ量の急増に備えることが目的である。4月には検証用のグリッド基盤の導入を完了。今後,この検証用基盤の上で,リアルタイム・リスク計算機能などグリッド技術の効果が期待される機能やシステムを,開発/テストしていく。
 
 グリッド基盤の構築に当たっては,以下の製品を組み合わせた。(1)IBMのブレード・サーバー「IBM BladeCenter」およびHPC(High Performance Computing)向けファイルシステム「General Parallel File System」,(2)米GemStone Systemsのデータ仮想化ソリューション「GemFire」,(3)米Platform Computingのグリッド・ソリューション「Symphony」,シスコシステムズのInfiniBandサーバー・スイッチ「Cisco SFS 7000シリーズ」。

 プロジェクトは,野村證券金融経済研究所 金融工学研究センターと日本IBM,ニイウスが共同で進める。日本IBMとニイウスは,グリッド基盤のデザインや詳細設計などを支援する。

 計画では,2007年末までに本番システムの構築に必要なテストや開発を完了。2008年以降に順次,本番システムの構築を開始する予定である。