電気設備の点検を手掛ける関東電気保安協会は4月,人事情報の変更を自動でActive Directoryに反映させるシステムを導入した。これまで人事情報に変更があると,運用担当者がActive Directoryにデータを手入力していた。入力の手間がかかるだけでなく,変更情報がリアルタイムで反映されなかったり,反映漏れが生じたりしていた。人事システムとActive Directoryの連携システムを導入することで,こうした問題の解決を図った。
連携システムは,富士通ソーシアルサイエンスラボラトリが提供する「アカウントプロビジョニングサーバ」を利用している。人事システムで社員の退職や人事異動といった変更が発生すると,連携システムが差分を検知して,Active Directory上で不要なアカウントを削除したり,職種や役職に沿ってアクセス権限を変更したりする。システム構築は富士通ソーシアルサイエンスラボラトリが担当した。