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 人工皮革メーカー大手のクラレは4月20日、国内のグループ企業約30社でERP(統合基幹業務システム)パッケージ「SAP R/3」の導入を完了したと発表した。同社は2000年度から開発を開始。本体を含め販売管理、生産管理、設備管理、会計管理、購買管理の各モジュールを順次、導入してきた。2010年までに約10社ある海外グループ企業にも導入していく。

 ERPの導入により、生産計画と販売計画を反映した在庫管理を可能とし、取引先に対して迅速に納期を回答できるようにした。このほか、決算発表の早期化、ペーパーレス化と電子承認による業務の効率化、データ・ウエアハウスの活用などによる経営の効率化を目指す。

 システム子会社のクラレビジネスサービスが開発を手掛けた。同社広報部は「開発には数十億円を投じた」という。

 今後はシステムの運用保守業務を社内に移行。既存システムが動作していたメインフレームの撤廃と合わせ、運用保守コストを削減する。