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 変額年金の資産残高で1位のハートフォード生命保険は、2008年度中に営業支援システムを刷新する。それと並行して、約120人いる営業担当者にPDA(携帯情報端末)を配備する。営業担当者は、事務所よりも外出していることが多い。外出先でもPDAで訪問日誌など業務に必要な情報を確認できることで、業務効率を向上させることを狙う。

 同社では現在、訪問内容や銀行・証券会社別の手数料といった情報は、バラバラのシステムで管理している。様々なデータベースに収納している情報を、BI(ビジネス・インテリジェンス)ソフトを利用して統合し、分析していた。

 こうした現行のシステムは、全営業担当者が活用するには敷居が高かった。CIO(最高情報責任者)であるビジネステクノロジー部の保積弘康氏は、「使い方の研修を受けた営業担当者だけに活用が限られていたり、IT(情報技術)部門に分析を依頼しなければならないなど、非効率だった」と話す。

 そこで、営業担当者全員が活用できるように、新システムに移行する。新システムは、セールスフォース・ドットコムが提供するSaaS(Software as a Service)と呼ばれる形態のサービスを導入する予定だ。

 先行して営業担当者にPDAを配布することで、メールや予定表など利用しやすい分野から活用してもらう。営業担当者がPDAに慣れてもらうことで、新システム移行時の営業担当者の負担を軽減したい考えだ。