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 9月13日の警視庁の発表で、青果仲卸業の定貞が、GPS端末を活用し盗まれた青果物を追跡・発見していたことが分かった。青果物のダンボール箱に購入したGPS端末を同梱。GPSの位置情報機能を利用して、盗難にあったダンボール箱の場所を特定し、窃盗犯の逮捕につなげた。

 定貞は、セコムが提供するサービス「ココセコム」をGPS端末に採用した。07年1月末からパレットに積み込んだ段ボール箱に端末を忍ばせ、商品の監視を開始。5月20日の深夜に盗まれたパレットにGPSが仕掛けてあったため、場所を突き止めることができた。「今までは盗まれても泣き寝入りだった。今後はGPS端末を活用していることが窃盗に対する抑止力になる」(定貞)と効果に期待する。今後も継続してGPS端末を盗難防止に活用する方針だ。

 東京都中央卸売市場の大田市場では、以前から市場内での盗難が多発していた。2007年前半期に17~18件の盗難があったという。定貞も昨年末から3パレットの盗難被害にあっていた。「昔はダンボール1箱~2箱程度の盗難だったが、最近は数十個をひとまとめとしたパレットごと盗まれることが増えた」(大田市場)という事情から、市場内の仲卸業者は各自盗難対策を進めている。