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 京王百貨店は2008年4月をメドに、情報系システムを全面刷新する。これまで分かれていた営業支援と商品管理のデータを統合すると同時に、データの予測・分析機能を強化する。同社は、旗艦店である新宿店の全面改装完了に合わせ、新システムへ移行する。店舗の装いを新たにするだけでなく、新システムの活用で商品・価格面でも刷新感を出すことで集客力を高める。

 システム刷新の狙いは、キャンペーン計画の立案や仕入れる商品・個数の決定といった意思決定の迅速化だ。顧客の年間購買額や購買履歴といった属性データと、商品カテゴリや色といった細かな販売データを組み合わせたデータ分析を自動化したり、販売動向の変化を予測できるようにする。既存のシステムでは、商品別や顧客別のデータ分析はできたものの、それらを組み合わせた複雑な分析は難しかったため、顧客の購買動向の変化に素早く対応できなかった。

 新システムは、日本テラデータのデータベース・エンジン「Teradata Database」や分析ソフト「Teradata Warehouse Miner」などで構成されている。システムの設計・構築も同社が担当した。2006年4月から始めたシステム刷新費用は、ハードウエア費用を含めて約5億円(本誌推定)である。