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 100円ショップを展開するキャンドゥは2008年6~11月期(2008年度下期)をメドに、店舗の品ぞろえを強化するための「発注支援システム」を稼働させる計画だ。店舗のPOS(販売時点情報管理)レジから収集したデータを基に、合計47ある商品カテゴリーごとの売れ筋を本部が分析するのに使う予定である。

 分析結果は全店に発注指示として通知する。本部から発注指示があった売れ行きの上位商品については、店舗は必ず発注しなければならないことにする。こうして売れ筋の品切れを防止するのが同システム導入の狙いだ。

 これまでは商品の発注業務は完全に店舗裁量になっていた。店舗や担当者によって発注精度にムラが生じ、結果的に売れ筋が欠品することが散見された。キャンドゥはここに改革のメスを入れた。発注支援システム導入をテコに売り逃しを無くすことで既存店売上高の回復を図る。

 今回、キャンドゥが発注支援システムを導入するに至った背景には、ここ数年でキャンドゥがPOSレジ導入を進めてきた経緯がある。現在、全店の約20%に当たる160店まで導入した。これら160店から収集するPOSデータを今回のシステムで分析する。これまで長年に渡って、100円ショップ最大手のダイソーやニ番手のキャンドゥはPOSレジの導入に消極的だったが、キャンドゥはその方針を転換した。

 既に2007年9月から数店舗で発注支援システムの実験を始めており、現在はシステムの手直しを進めている最中だ。それが終わり次第、発注支援システムの本格活用を開始する。

 今回の発注支援システム導入でうまく成果を出せれば、キャンドゥはシステム投資をさらに強化することになりそうだ。武藤真朗・取締役管理部長は「発注支援システムが成功した場合、POSデータの分析精度をさらに上げるために、残りすべての直営店にもPOSレジを導入することになるだろう」と語る。