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店内放送とブロードバンドを一本化

 ISPにUSENを選んだのは,ブロードバンド回線経由で音楽放送を利用できることが決め手となった。USENは自社ユーザー向けに,フレッツ網のv6マルチキャスト機能を使った音楽放送サービス「SOUND PLANET-i」を提供している。これは,CSの音楽放送サービスと同じ500チャンネルの音楽番組がブロードバンド経由で聴取できるというもの(写真2)。

写真2●店内に設置する有線放送用端末(右)とIP配信対応端末(下)
写真2●店内に設置する有線放送用端末(右)とIP配信対応端末(下)
Bフレッツを導入した店舗から順に端末を置き換える。

 店舗の種類が和食やベトナム料理のほか,フレンチやイタリアンなど多岐にわたるフードワークスでは,このCS放送を全体の7割前後の店舗で活用していた。これをブロードバンド経由のサービスに移行すると,音楽放送分の料金はCS放送とセットのISP料金が月額500円に割り引かれる。

 またIP系のサービスをすべてUSENに統一することで,「サポートや故障時の相談などをワンストップでUSENに依頼できるメリットも期待できる」(古賀マネージャー)という。本社にネットワーク選任の担当者がいない同社では,今後,顧客あてのメールマガジン発行や,USENが運営する飲食情報ポータル「グルメGyaO」に掲載しているメニューやイベントなどの情報更新などを,USENの協力を得ながら強化する考えだ。

ひかり電話の導入も検討

 本社と店舗の間の連絡を取るための電話サービスには,固定電話と携帯電話の通話料を定額化できるソフトバンクモバイルの「ホワイトライン24」を導入した。店舗マネージャーへの連絡のほとんどは,本社の固定電話からマネージャーの携帯電話あてになるからだ。「これまでの携帯電話では月額費用が3万円に達するマネージャーもいた。(ホワイトライン24を)導入することで,本社側の固定回線も含めて,全体の通話料金を5万円強に抑えることができた」(古賀マネージャー)。

 一方,仕入れ先など外部への通話のために店舗側の電話回線は,Bフレッツで使えるひかり電話を導入する予定である。

 ただし,ひかり電話への切り替えには時間をかけた検証が必要になると見ている。電話回線で使っている各店舗のクレジットカード決済端末が,ひかり電話に対応しない可能性があるからだ。決済端末がひかり電話に対応できない場合,端末の置き換えや,入居する商業施設の代替回線を借りることなどを検討している。

ここがポイント

目的:通信費用の抑制とサポート改善

機器:USENの「SOUND PLANET-i」とソフトバンク・グループの「ホワイトライン24」

導入時期:2008年6月

効果:年間約300万円の通信費削減

●会社プロフィール
設立: 1987年
資本金: 3000万円
拠点数: 約30店舗
売上高: 50億円
従員数: 約150人

●ネットワーク・プロフィール
商業施設の飲食店にBフレッツを導入。マルチキャスト方式の音楽放送を統合した。社内通話はソフトバンク・グループのFMC割引サービスを導入し定額化した。