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無線IP電話と位置情報取得に挑戦

 全施設にコントロール型の無線LANシステムが導入されたことで,新しい取り組みも始まっている。大きく二つある。

写真3●校内で使用している無線LAN IP電話機 
写真3●校内で使用している無線LAN IP電話機 
従来のPHSの代替として導入した。

 まず,無線LANネットワークのQoS(品質管理)を管理可能になったために,ワイヤレスIP電話が利用できるようになった(写真3)。現在,教員や職員に端末の配布を開始しており,利用を始めたという。

 もう一つは,無線LANの機器の位置情報の取得が可能になった。シスコの位置情報取得装置「Wireless Location Appliance 2710」で実現した。

 位置情報取得の目的について宇多助教は「無線LANではこれまで発見が困難だったワーム感染マシンの位置特定や,教員の現在位置の取得」を挙げる。これまでは端末の位置がAP単位でしか分からず,APから半径数十メートルのエリアを捜索する必要があった。

ここがポイント

目的:管理が容易で高速な無線LANの構築

システム:シスコのAironetシリーズ

導入期間:2008年3月~

効果:無線LANでの映像配信が可能になり,機器の一元管理ができるようになった

●大学プロフィール
所在地: 石川県能美市
学生数: 913人(2008年3月時点)
大学概要: 先端科学技術分野に特化した学部を持たない国立の大学院大学。

●ネットワーク・プロフィール
各フロアには10Gビット/秒のスイッチが設置され,校内のどこからでもセンターの大型コンピュータを使える環境が整っている。