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 日本通運は,国際航空貨物を対象にした追跡システムを稼働させた。特徴は,UHF帯のICタグ(RFID)を貨物に貼り付け,出荷時刻や入荷時刻といった貨物の輸送状況を,同社の物流拠点で把握できるようにしたこと。

 ICタグは,日立製作所が開発した「μ-Chip Hibiki」を利用。バーコードに次いで,将来,貨物追跡に広く利用されることを見越して採用した。

 同システムでは,荷主の管理用,物流業者の管理用など,複数のICタグを用意し,それぞれの単位で管理できる。例えば,荷主がカートンで輸送する場合,荷主の管理用ICタグはカートンに,物流業者の管理用タグは複数カートンを搭載したパレットなどに,それぞれ張り付けることで輸送状況を把握する。

 同社では,成田空港近くにある国内の物流拠点と,中国上海にある物流拠点で運用を開始。今後は,国内の物流拠点5カ所,海外の物流拠点13カ所で,導入する予定だ。導入後,入出庫の作業や検収の作業にかかる時間を,従来に比べて約20パーセント短縮することを見込む。