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 法務省が民間の資金や経営能力を活用して運営する刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(島根県浜田市)は2008年10月,業務開始に併せて,アクティブ型無線ICタグを使った位置検知システムを稼働させた。システムはNECが開発・納入した。

 同システムは,2000人の収容者にICタグを身に着けてもらい,敷地の外に出ようとしたり,出入り禁止の場所に立ち入った場合に警報を鳴らす仕組み。許可された区域内での収容者の自由な行動を認めるとともに,職員の業務効率化と負担の軽減を狙う。

 収容者の位置は,敷地内の2000カ所強の場所にICタグ・アンテナを取り付け,複数のアンテナが受信したICタグの電波から,三辺測量によって測定する。重要な場所の出入りには,指紋認証や監視カメラによるチェックも併せて実施し,ICタグを取り外されたり,交換されたりしても把握できるようにした。監視カメラは1000カ所近くに設置している。

 同様のシステムを,「美祢(みね)社会復帰促進センター」(山口県美祢市)が2007年5月に稼働させている(参考記事)。