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 静岡県立総合病院は2008年10月,画像診断装置や放射線治療機器の画像データを格納するストレージ基盤を刷新した。約30台のサーバーに分散して管理していたストレージをSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)構成のストレージで一元管理できるようにした。

 同病院の扱う放射線画像の容量は現在,20Tバイトを超えている。すでに画像データをすべてデジタル化する「フィルムレス化」を進めているが,より大容量で可用性の高いストレージ基盤が求められていた。

 ストレージ装置と管理ソフトはそれぞれ,EMCジャパンの「EMC CLARiX CX3-40」と「EMC ControlCenter」を採用。初期導入したストレージ容量は37.3Tバイトで,最大120Tバイトまで拡張できる。必要とするサービスレベルに合わせて,サーバーごとにI/O性能やRAID構成,ディスク容量を設定できる。

 同病院は2009年4月から独立行政法人化され,県立こころの医療センター,県立こども病院と共に,地方独立行政法人静岡県立病院機構による運営に移行する。今回構築したストレージ基盤は,3病院で共同利用する。

 また,医療保険福祉サービス分野向けの公開鍵認証基盤(HPKI:HealthCare PKI)を利用して,本システムをベースに,インターネット経由でデータ閲覧できるサービスの提供も計画している。