PR
三つのポイント

(1)WAN回線を集約することで従来とほぼ同コストで回線を高速化

(2)主要拠点のアクセス回線は事業者や物理的経路を2重化

(3)東京・大阪間の拠点をつなぐディザスタ・リカバリ体制を構築

 アステラス製薬は,前身となる山之内製薬と藤沢薬品の合併によって2005年4月に設立された製薬会社である。消化器,循環器,糖尿病,泌尿器,免疫,アレルギー,感染症などの分野を主力として,医薬品の研究開発,製造,販売を手がけている。

 従業員数はグループ全体で1万3000人以上。工場,研究所,事業所,支店などを含めると国内の拠点数は約200。海外の拠点は約40。これらの拠点を,東京・板橋区の蓮根事業所内にあるデータ・センター「ALG」(アステラス・ロータスガーデン)を中心としたネットワークで接続している。

先端技術の導入と信頼性を重視

 同社がインフラ構築をする上で重視している点は二つある。一つ目はコストを抑えながらも先端のサービスを導入すること。これを実践するため,3年おきに国内ネットワーク全体を見直すという方針を立てている。その方針に従い,2009年3月からWANを統一した新ネットワークの導入を始めた。運用の効率化とコスト削減を実現したほか,動画配信など新しい要求への対応も進めた。

 二つ目は信頼性である。「医薬品を取り扱っている限り,企業として求められるのが信頼性。ネットワークが臨床データの記録,製品の物流,海外拠点との連携といった業務の信頼性を支えている」(同社コーポレートIT部の重富俊二部長)。2重化したアクセス回線で物理的な経路の分離を徹底しているほか,東京と大阪の拠点間でディザスタ・リカバリを導入。あらゆる事態に備えた“止まらない”ネットワークの構築を目指している。