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岐阜女子大学のメールとグループウエアのサーバー構成
岐阜女子大学のメールとグループウエアのサーバー構成
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岐阜女子大学 システム管理課長 松尾大成氏
岐阜女子大学 システム管理課長 松尾大成氏
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 岐阜女子大学は2009年3月,同大学のメールとグループウエアのサーバーを,オープンソースのデータ複製ソフト「DRBD」を採用した3ノード・クラスタ構成とした。クラスタを構成する1台はメイン・サーバーとは別のビルに設置,災害時などによる障害発生時でもサービスの継続を可能にすることを狙う。

 岐阜女子大学では,メール・サーバーにオープンソースのScalix,グループウエアにサイボウズOfficeを採用している。サーバーのOSはLinuxである。

 岐阜女子大学は山岳地に近いため落雷が多く「実際に大学のネットワーク機器やUPSが被害にあったこともあった」(岐阜女子大学 システム管理課長 松尾大成氏)。このため災害時の事業継続プラン強化が求められていた。

 DRBDはオーストリアのPhilipp Reisner氏が中心となり開発しているオープンソースのデータ複製ソフトウエア。ファイルへのデータ書き込み時に,デバイスドライバ・レベルで別マシンのディスクにリアルタイムにデータを複製する。ネットワークに障害が発生しても,通信復旧時にデータの同期を取る機能も備える。岐阜女子大学では,オープンソース・ソフトウエアでありライセンス料金のコストが不要なこと,実績が豊富なことから採用に踏み切った。

 停電が発生してもサービスを継続しやすいよう。メインのマシン室に2台,別の建物のマシン室にバックアップ・サーバーを置く3ノード・クラスタ構成とした。メインの2台は,片方でScalixメール・サーバー,もう片方でサイボウズのグループウエア・サーバーが稼働しており,相互にデータを複製してバックアップ・サーバーとなっている。

 当初,3ノード目のバックアップ・サーバーはメイン・サーバーと別のキャンパス(敷地)に置くことを検討したが,キャンパス間の回線(100Mbps)では「障害発生時に復帰後の同期処理中,読み出しはできるものの,分単位で書き込みができなくなった」(松尾氏)。同じキャンパス内の別のビルであれば,同期処理で書き込み不能になる時間は数秒にとどまることを確認し,現在の3ノード構成とした。ScalixとDRBDの導入は,DRBD日本語サイトを運営しているサードウェアが担当した。