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 KDDIは,全社情報系システム「KEPLER」の新しいデータ検索・分析基盤を構築し,2009年7月から稼働を開始した。新基盤には,意思決定支援などの情報系システム向けデータベース管理システムと専用プラットフォームを採用した。今回は新基盤構築の第一段階であり,今後,約3年をかけて段階的に基盤を切り替えていく。

 KEPLERは,基幹系システムから取得した顧客や料金のデータを分析して,営業支援や企画立案といった業務に活用する情報系システム。約5年前に構築して,全社で3600人以上の社員が利用しているが,処理データ量や利用者数の増加に伴って性能低下などの課題があった。

 新基盤には,日本テラデータの「Teradata 5550」を採用。データ・ウエアハウス向けに設計されており,テスト段階ではチューニングをしなくとも検索性能が従来の平均7倍に向上したという。基幹システムからのデータ取り込みなどのバッチ処理と,利用者によるオンラインの検索・分析処理が混合した場合でも性能を維持できる。

 今回の第一段階では,新基盤をKEPLERの一部データを搭載したオンライン検索に利用している。今後は,段階的に新基盤へデータを移行することで,顧客情報や利用情報をさらに集約し,幅広い分析に生かしていく方針だ。