スクリーン印刷用資材などを手掛けるNBCメッシュテック(旧NBC)は2009年5月,生産管理および販売管理業務に利用していた基幹業務システムを,パッケージ製品で再構築した。
従来の基幹システムは十数年前に独自に開発したもので,各事業部門が個別に構築・活用していた。事業の多様な展開を進めるなか,業態変化への柔軟な対応が難しい,必要な情報を迅速に入手できない,機能追加や変更などの運用保守コストの増大といった課題から刷新を決定した。
新システムは,生産/販売/物流などの業務を包括的に支援する。マスターデータ管理の実現による情報の一元化や,原材料である糸の使用実績の把握が容易になるとともに,各作業工程における作業実績をデータによって把握可能になった。同社では,情報の一元化によるコスト削減を見込んでいる。
基幹業務システムのパッケージ製品には日本オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」を採用。導入はSI事業者のソランが支援した。