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ECナビケータイサービス向けの携帯電話機を手にするECナビの長谷竜也・社長室シニアマネージャー。同サービス向け携帯電話機は、au携帯電話機の最新ラインナップの中から選定・調達している
ECナビケータイサービス向けの携帯電話機を手にするECナビの長谷竜也・社長室シニアマネージャー。同サービス向け携帯電話機は、au携帯電話機の最新ラインナップの中から選定・調達している
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 価格比較サイトなどを運営するECナビ(東京都渋谷区)は全日本空輸(ANA)と提携し、2009年11月10日からMVNO(仮想移動体通信事業者)方式の携帯電話サービス「ECナビケータイ」とANAのマイレージを連携させた。ECナビケータイ利用者は、携帯電話の月額利用料をANAカードで支払う契約にすれば、100円ごとに最大2マイルが貯まる。例えば月額利用料が5000円なら最大100マイルを得られる計算になる。通話したり通信したりすることでマイルが貯まる携帯電話は国内初。

 ECナビケータイは、2009年8月3日から提供を始めた。月額利用料に応じて「ECナビポイント」が貯まるのが最大の特徴で、ポイント交換サイト「PeX」を通せば、現金やギフト券、電子マネー、ANAマイル、Yahoo!ジャパンやヤマダ電機など他社のポイントにも交換できる。今回の提携でこれに加えてマイルも獲得できるようになったわけだ。

 今回の提携によって、「ANAマイルの利用者にもECナビケータイやECナビの存在を知ってもらえ、新たな層を獲得できるチャンスが広がる」と長谷竜也・社長室シニアマネージャーは期待する。ECナビケータイの販売促進策として11月10日から、携帯電話の購入時に1000マイルを付与する期間限定のキャンペーンも始めた。さらに近日中に、ECナビケータイのサービス内容などを説明するサイトを刷新し、製品ラインナップや他社携帯電話サービスとの比較のページを見やすくしたり、受注フォームを使いやすくしたりする計画である。

 現在、ECナビケータイサービス向けの携帯電話機は5機種ある。ECナビケータイの契約数は公表されていないが、大半は既存のECナビ会員だという。ただし、価格比較サイトのアクティブユーザーの7割が30代を中心とした女性なのに対して、ECナビケータイ契約者の7割は30~40代の男性だった。長谷シニアマネージャーはこの点を、「携帯電話は料金や機能など他社サービスと比較すべき項目がたくさんあり、短時間でそれを解決できた人の多くが男性だったということではないか。サービス開始から3カ月が経ち、最近は女性契約者が増えてきた」と説明する。

 ECナビケータイ向けの携帯電話機は、ボディに小さく独自ロゴが入っている点と独自アプリケーションが1つ搭載されている点を除けば、au携帯電話機となんら変わらない。auブランドの携帯電話で利用できる基本機能はすべて、ECナビケータイでも利用できる。例えばメールアドレスのドメインはauと同じ「@ezweb.ne.jp」となる。通信インフラは、MVNO事業支援サービス事業者であるインフォニックス(東京都豊島区)経由でKDDIと沖縄セルラー電話のものを利用している。

 ECナビの宇佐美進典代表取締役CEO(最高経営責任者)は、ECナビケータイの契約目標として「2012年末までに10万台」という数値を掲げている。NTTドコモの現在の契約数5500万台、auの3100万台、ソフトバンクの2100万台と比べると2ケタ以上小さな値だが、インフォニックスのサービスを活用したり、携帯電話機の調達方法を工夫したりしたことで、1万台を超えれば黒字にできるビジネスモデルだとしている。