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 大衆割烹「庄や」など飲食店を全国展開する大庄は2009年11月,指静脈認証を使ったPOSレジ会計システムを本格稼働した。POSレジの操作権限や操作履歴の管理を強化する狙い。

 新システムは,東芝テックのPOSレジと日立製作所の指静脈認証システムを組み合わせて構築した。2009年6月からテスト導入を開始しており,今年11月に100店舗,2000人の従業員を対象に導入して本格稼働を開始した。

 ユーザーは,装置に指をかざすだけで本人認証が可能。鍵やIDを使用せず,指静脈認証だけでPOSレジの操作や精算処理などを行うので,権限のない人による成りすましを防ぐことができるほか,操作履歴から操作者を特定することも可能だ。指静脈データは本部で一括管理しており,従業員は,どの店舗でも認証を行うことができる。

 今回構築した指静脈認証システムは,既存の勤怠管理システムとも連携させ,認証を一元化した。同社は従来,指紋認証による勤怠管理システムを導入していたが,濡れた指では認証が難しいケースが多く,代わりにID番号を入力する運用が必要だった。

 大庄は2010年8月末までに,新システムを直営店の6割を超える全国430店舗,ユーザー約8600人に展開する計画。