PR

 ネット証券大手のカブドットコム証券は株式売買システムを刷新し,1月4日に稼働させた。個人投資家から株式売買の指示を受け付けてから取引所に送信するまでの処理時間を,従来システムの4分の1に相当する500ミリ秒以下に短縮。顧客である個人投資家へのサービス向上を図る。

 処理の高速化を図るため,複数サーバーのメモリー領域を仮想的に共有して,大容量キャッシュとして利用する技術である分散メモリー・キャッシュを採用した。このキャッシュに,顧客情報や株価の照会,注文内容のチェックなどの処理に必要なデータをすべて展開。売買指示を受けてから取引所に送信するまでに行う必要がある処理を,ディスク上のデータベースに接続することなく行えるようにすることで,処理時間を短縮させた。

 分散メモリー・キャッシュは,米GemStone Systemsの製品を使って構築した。並列に構成した複数サーバーで70Gバイト分のキャッシュを確保。サーバー同士の接続には,20Gビット/秒のInfiniBandを採用している。