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 三菱重工業で空調機器/カーエアコンなどを担当する冷熱事業本部は,EU(欧州連合)の化学物質に関する規制「REACH」への対応強化に向け,製品が含む化学物質情報の管理・伝達を効率化するシステムを構築した。2009年12月から運用を開始している。

 今回運用を開始したシステムはPDM(Product Data Management)や生産管理システムと連携し,有害物質情報の一元管理や集計・判定を効率的に行うことができる。情報伝達のフォーマットや情報のやり取りは,JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)が策定した標準規格に対応している。システム構築に際しては,NECの「ProChemist」を採用。取引先やサプライヤーに対する調査回答の授受・伝達機能には,SaaS型サービスを活用した。

 EUに製品を輸出する企業はREACHによって,製品が含む化学物質の種類と含有量を調査して取引先に伝えるなど,製品の原材料や梱包材などが含む化学物質を,流通経路全体にわたって管理できるようにしなければならない。JAMPはREACHへの対応に向けて,複数の業界にわたる各種ガイドライン策定や標準化などを行っている日本の協議会。