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 KDDIは2009年7月に導入した新型データ検索・分析基盤システムを武器に、利用状況分析に基づいた顧客への提案活動を強化している。「従来は1分ぐらいかかっていた分析処理が数秒で終わるようになり、営業支援や新サービス企画など様々な分野で、利用部門が自ら考えた仮説の検証が進んでいる」(荒井淳・情報システム本部コーポレートシステム部長)という。

 KDDIでは2005年3月に「KEPLER(ケプラー)」という情報系システムを稼働。2008年ごろから、大規模な分析や複雑な条件・設定の分析を情報システム本部が社内から引き受けて代行する体制を整えた。顧客・料金管理システムなど40~50の社内システムからKEPLERにデータを集め、分析に適した形式で管理している。

 同社ではauブランドの携帯電話だけでも加入者数は3157万件に上る(2010年2月末時点)。「これだけの加入者になってくると、マクロの数字を見るだけでは、何も起きていないように見えてしまう」(荒井部長)という。そこで顧客別のミクロな動きを追うことにKEPLERを活用している。

 そして2009年7月に日本テラデータ(東京都中央区)のデータ・ウエアハウス「Teradata 5550」を新たに稼働させ、順次データの移行を進めている。この基盤刷新により、2009年12月までに分析速度が平均7倍、場合によっては数十倍に向上した。