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 KDDIは2010年4月、営業活動の進捗などを管理する新しい営業支援システム「TRICK」を本格稼働させた。営業部門を中心に、社員約3000人が利用する。

 新システムでは、旧システムが備えていた営業案件の管理機能に加えて、ワークフロー管理機能を新たに追加。これまで紙文書で行っていた承認手続きを電子化した。これにより、承認手続きの処理効率を20%向上できたという。承認文書の用紙代、管理コストを3カ月で1000万円削減させる効果も得られた。

 新システムは、マイクロソフトのCRM(Customer Relationship Management)パッケージ「Microsoft Dynamics CRM」を基に開発した。パッケージの基本機能では、承認・閲覧の対象となるデータへのアクセス権限は、人事制度上の組織構造にひもづけられている。

 しかしKDDIの現場では、人事制度上の組織以外の条件で、承認や閲覧のアクセス権限を設定する必要があった。そこでTRICKでは、所属する組織以外にもひもづくユーザーIDを作成。必要に応じてユーザーに付与することで、他の組織のデータにもアクセスできるようにした。

 システム刷新プロジェクトは2007年6月に開始し、2009年6月にワークフロー管理機能が先行して稼働。2010年4月に案件管理機能が加わって全面稼働に至った。システム構築作業はマイクロソフトが支援した。