大手食品卸の国分は2010年4月、グループごとに分かれていた販売データや仕入れデータなどの分析用データウエアハウス(DWH)を、DWHアプライアンスを使って統合した。DWHアプライアンスは日本ヒューレット・パッカードの「Neoview」(ネオビュー)を採用。日本HPが2010年7月12日に発表した。

 国分はこれまで、データ分析のパフォーマンスを高めるために複数のDWHを使っており、実績データのテーブルもグループ企業ごとに分けていた。明細データを複数のシステムに保存するため、売り上げの集計データなどをドリルダウンしても、明細データまでたどることが難しかった。データ量が増えてパフォーマンスが落ちた場合には、その都度チューニングを実施していたため、運用負荷が高く、そのノウハウも属人化していた。

 今回、Neoviewの導入により、複数の分析システムを一つに集約した。分析のパフォーマンスが向上し、例えばこれまで月単位で計算していた商品ごとの利益情報が、日単位で得られるようになった。複数のシステム間でデータを共有するための日次バッチ処理も、従来の約6000から、約200にまで削減した。

 国分は今後、Neoviewに格納するデータを増やしていく計画だ。傘下の国分グローサーズチェーンが展開するコンビニエンスストア「コミュニティストア」のPOS(販売時点情報管理)データを分析し、取引先である小売業者への提案業務に生かす、といったことを検討しているという。