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 携帯電話向けの広告配信などを手掛けるディーツーコミュニケーションズ(D2C)は2010年10月、携帯電話ユーザーが検索したキーワードに関連の高い広告を配信する新システム「D2Cリスティング広告iMenuサーチ」を稼働した。

 新システムは、NTTドコモのiモードサービスのポータルサイト「iMenu」向けに検索連動型の広告を配信する。ユーザーがキーワード検索すると、検索結果と共に広告を表示する仕組みだ。掲載する広告の優先順位は、広告主による入札金額と、独自の審査に基づく広告の品質ポイントによって決められる。

 従来D2Cの広告配信システムは、ゲームや着うた、動画など、カテゴリー分類ごとの広告枠を広告主に販売する仕組みだった。新システムでは、検索キーワードに連動した広告を配信することで、「よりきめ細かくユーザーのニーズを捉えた最適な広告枠を広告主に提供できるようになった」(ディーツーコミュニケーションズ 事業開発本部 メディア・ストラテジー・グループ ITアーキテクト担当 上席エキスパート 和賀 勝彦氏)。

 広告会社(広告代理店)からの広告を入稿するための機能や広告を審査する機能、広告の掲載結果をレポートする機能も備える。広告会社の担当者は、広告掲載の継続、停止や広告主の予算追加といった設定をWebブラウザー経由で行うことが可能だ。

 新システムは、検索連動型の広告配信を手掛ける他の企業と連携する機能を備えるのも特徴。D2Cが自社で扱う広告商品のデータベースに適した広告がなければ他社に問い合わせ、該当する広告があれば掲載する。

 新システムで扱う広告は、約1000万種類という膨大なキーワードを扱い、検索時の性能要求も高い。「ミリ秒単位のレスポンスが求められる」(和賀氏)という。これを実現するために、分散キャッシュメモリーの「memcached」を採用して高速化を図っている。

 新システムの開発プロジェクトには、ウルシステムズが発注側メンバーとして参加。要件の具体化や優先順位付け、プロジェクト管理などを支援した。