グループ企業の従業員など約1万2000人が利用する電子メールとスケジューラーに、SaaS(Software as a Service)型グループウエアを導入した。従来はメールとスケジューラーを自前で構築していたが、SaaSに変更してコストを抑える。
メールデータは東京ガスのデータセンターにあるサーバーを経由し、SaaSのサーバーに届くようにシステムを構成している。こうしておくことで、将来、SaaS事業者の変更が容易になるという。
併せて、SaaSへスムーズに移行できるようユーザー教育を徹底した。希望者約3000人を対象に13カ所の事業拠点で121回にわたる説明会を開いている。SaaS型グループウエアには日立製作所の「情報共有基盤サービス―コラボレーション機能―」を利用した。
導入は、東京ガスグループの情報システム会社ティージー情報ネットワークと日立製作所が共同で行っている。