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写真●クボタの国内市場向けのトラクタ新製品「GLOBE(グローブ)」
写真●クボタの国内市場向けのトラクタ新製品「GLOBE(グローブ)」
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 クボタが米グーグルのクラウド型情報共有システム「Google Apps for Business」の導入を進めている。今年10月までに、20カ国2万人以上の従業員が利用できるようにする計画。既に国内を中心に約9000人がGoogle Appsを利用している。

 全世界共通の情報共有システムとしてGoogle Appsを導入した理由は、「地域や拠点ごとにバラバラで整備されてきたシステムを統一することで、グローバルでのコミュニケーションを効率化したり、セキュリティを高めたりするため」(クボタ)という。

 従来は、メールや電話が主なコミュニケーション手段で業務効率面で課題があった。セキュリティについては、拠点ごとに対策を講じていたため、対応策のレベルに格差が生じたり、セキュリティ投資の重複が発生したりしていたという。

 クボタは海外売上高比率が5割を超えている。2018年をめどに海外売上高比率を7割にするという目標を掲げており、今後も海外事業の強化を進める。海外展開におけるシステム導入のスピードを高めるためにも、クラウドサービス導入が得策と判断した。基幹系システムのクラウド化については、「今のところ具体的な計画はない」(クボタ)という。