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 情報資産の増大に伴って、システム部門の運用管理担当者が悲鳴を上げています。EC(電子商取引)のシステムは24時間360日停止は許されませんし、電子メールも今ではシステムが日中に1時間停止しただけでも社内の利用者から膨大なクレームが届いてしまいます。

 こうした状況を解決する技術として期待されているのが、「自律コンピューティング」です。昨年後半、日本IBMやNEC、サン・マクロシステムズ、日本ヒューレット・パッカードなどの大手コンピュータメーカーが、自律コンピューティングのコンセプトを打ち出したため、にわかに注目され始めました。

 自律コンピューティングを一言で説明すると、「運用管理に必要なシステム設定や保守作業を自動化する技術」ということになります。システム障害の復旧や不正アクセスからの防御といった技術も開発され始めています。

 こうした技術が実用化されれば、例えば、利用者が「システムの応答時間は3秒以内」と設定すれば、これを実現するための運用管理作業が完全に自動化され、サービス品質が保証されることになります。

 ただし、実際に製品が市場に出てくるのは少なくとも1年以上先になる模様です。

吉川 和宏 kyoshika@nikkeibp.co.jp