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図1 Virtual File System。アプリケーションがファイル・システムにアクセスする際,必ずVFSを経由します。
図1 Virtual File System。アプリケーションがファイル・システムにアクセスする際,必ずVFSを経由します。
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 Ext3やExt2,ReiserFS,iso9660といったさまざまなファイル・システムの差異を吸収し,アプリケーションから統一的なアクセスを可能にするLinuxカーネルの仕組みです。この仕組みはLinuxだけでなく,多くのUNIX系OSでも採用されています。

 Ext3やReiserFS,XFS,iso9660などのファイル・システムは,それぞれ構造が異なります。そのため,アクセス方法もさまざまです。アクセス方法が異なれば,アプリケーション側でファイル・システムごとにその都度アクセス方法を変えなければなりませんが,それでは大変です。

 Virtual File System(VFS)は図1のように配置します。アプリケーションがファイル・システムにアクセスする際,必ずVFSを経由するようにします。VFSがファイル・システムの差異を吸収しますから,アプリケーションはファイル・システムを意識することなく,同じ手順でディレクトリやファイルの操作ができます。