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 システムの監視情報へのアクセス方法を共通化するインターフェース。システム管理の標準化団体であるDMTF(Distributed Management Task Force)が策定したWBEM(Web-Based Enterprise Management)という仕組みをWindowsに実装したもの。

 管理者はシステムの稼働状況などを監視するために,パソコンやネットワーク機器の動作状態,OSのイベント・ログなどを収集することがある。通常,このような監視情報の収集ツールは,監視する対象ごとに異なるインターフェースを使う。これでは,監視ツールを開発するのが面倒になる。そのため,監視情報のデータ構造をCIM(Common Information Model)という形式で標準化し,監視ツールと監視対象の間に,インターフェースの違いを吸収するWMIを挟み込むことで,監視ツールの開発を容易にする。

 WMIは3つのレイヤーで構成されている。監視対象の情報を収集するプロバイダ,プロバイダが収集した情報を保管するCIMオブジェクト管理モジュール(CIMOM),監視ツールが情報を読み出すインターフェース部分である。

 プロバイダには,ネットワーク機器用のSNMP(Simple Network Management Protocol)プロバイダ,OS情報用のWin32プロバイダなどがある。各プロバイダが収集した情報はCIMOMが管理するデータベースに記録される。

 情報を読み出すために,複数のAPI(Application Programming Interface)があり,監視ツールの開発環境に応じて使い分けられる。VBScriptなどで記述したスクリプトでもCIMONが保持している監視情報にアクセスできる。