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 「エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)」というキーワードを、IT関連の専門メディアで目にすることが増えてきたました。ただし、EAという言葉自体は目新しいものの、その概念は古くからあります。一言で表現すると、「経営環境が変わっても、柔軟に対応できるようにシステム構築・運用環境を整備しておく」というものです。

 このようなシステムを継続的に構築・運用していくためには、情報資源を有機的に連携できるような基盤を作ることが大前提です。それには、経営環境に左右される部分と、変わらない部分を切り分けることが欠かせません。これを体系化したものがEAなのです。

 一般には、(1)経営戦略に沿った事業構造を定義する「ビジネス・アーキテクチャ」、(2)どのような情報をどういう形式で、どこの部署の責任で保有するのかを定義する「データ・アーキテクチャ」、(3)その情報をどの部署がどう活用するのかを定義する「アプリケーション・アーキテクチャ」、(4)採用する技術を定義する「技術アーキテクチャ」の四つが、EAの構成要素とされています。

 さらに、既存のシステム環境をEAで策定した環境に近づけるための運用方法や組織体制を決めることも、EAの取り組みに含まれます。