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図1 クォータの動作イメージ。ユーザーAがユーザーBの分までディスク領域を使わないように,ユーザーごとに使用量の上限値を設定できます。
図1 クォータの動作イメージ。ユーザーAがユーザーBの分までディスク領域を使わないように,ユーザーごとに使用量の上限値を設定できます。
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 クォータは,あらかじめ設定した上限値を超えないようにユーザーごとにハード・ディスクの使用量を管理する機能です。特定のユーザーがディスクを使い切ってしまい,他のユーザーやシステム自体に迷惑をかけるという状況を防げます(図1)。

 クォータは,ディスクの使用量と上限値をブロック数(≒ファイル・サイズの合計)とiノード数(=ファイルとディレクトリの数)などで,ユーザー(およびグループ)単位に管理しています。それらの数値をパーティションごとに集計し,使用量が設定しておいた上限値を超えそうになると,対象のユーザー(およびグループ)の書き込み処理を強制終了してその旨のエラーを表示します。

 上限値には「ハード・リミット」と「ソフト・リミット」の2種類があります。ハード・リミットの場合,上限値を超えそうになると,エラーを即座に返してディスクへの書き込み処理を実行しません。

 一方,ソフト・リミットの場合,猶予時間を設定できます。猶予時間内であれば上限値を超えてもエラーを返しません。ディスクへの書き込み処理をそのまま実行できます。猶予時間が過ぎて,上限値を超えた状態になっているとエラーを返します。