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 ブログ間でリンクを張る仕組み。具体的には、あるブロガーがほかのブログ記事の内容を引用したり、その記事へリンクを張ったりした記事を書いたときに、トラックバック専用のURLを指定して引用元のブログにトラックバックする旨をシステムで通知する(トラックバック・ピングを送る)。すると、引用元ブログ記事のトラックバック一覧に、自分のブログ記事のタイトルと概要が表示されて、リンクが張られるようになる。

 引用元のブログを読んだ人にとっては、トラックバック一覧を見ることで、関連するブログ記事を簡単に探せることになる。

 企業のネットマーケティング活動の中では、トラックバックはキャンペーンに使われることもある。

 例えばサントリーは2007年夏、「金麦」のテレビCMの感想を書いた記事を募集するトラックバックキャンペーンを実施した。ブロガーは自らのサイトに感想の記事を書き公開、キャンペーンサイトにトラックバックした。キャンペーンサイトのトラックバック一覧には、100件以上のブログ記事へのリンクが集まった。

 トラックバックは便利な半面、「トラックバックスパム」という問題も引き起こした。スパマーが自分のブログにリンクを集めるため、大量のブログに無差別にトラックバック・ピングを送るものだ。そのため、トラックバックはブログ管理者が事前確認してから、トラックバック一覧に載せるようにするなどの対策が広がっている。

 トラックバックは、ブログソフト開発のシックス・アパートが2002年に提唱した規格。仕様を公開したため、その後多くのブログソフトに広がった。