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 ブロガーに記事の掲載を依頼し、書いた人に報酬を支払うことで、ネット上の露出を高める手法。「記事報酬型」とも呼ばれる。指定の用語を文中に含めて広告主のWebサイトへのリンクを張ることを条件とするものも多い。サービスを提供する事業者や依頼条件により異なるが、一般に記事一本当たり数百円程度の報酬を支払うものが多い。

 ペイ・パー・ポストの特徴は、短期間に認知度を一気に高めることができる点。数千人規模でブロガーに記事掲載を依頼することも可能で、ブロガーが自発的にクチコミを書き込む場合と比べると、確実に瞬発的な記事の露出を実現できる。ただし、依頼後にブロガーが継続的に書き込むことは少なく、持続性のあるクチコミを維持することは難しい。

 ペイ・パー・ポストを提供する事業者の中には、「検索結果の順位が上がる」ことを売り物にするところも少なくない。しかし、「ペイ・パー・ポストは有料リンク(直リンク型のテキスト広告)の一種ではないか」とする意見もあり、むしろSEO(検索エンジン最適化)上、マイナスに働く可能性も高い。また、「ブログの記事を“買う”ことで、広告との区別がつきにくくなる」といった批判も根強く見られる。これに対してサービス提供事業者は、依頼主の製品をほめることを強制しないようにしたり、執筆の依頼を受けて書いた記事であることを明記することを条件とするといった配慮を施すところも多い。しかし、それでも批判を消し去るまでには至っていない。企業が利用するに当たっては、いわゆる「炎上」を避ける意味でも、ブロガーが書きやすい題材を用意するなど一定の配慮は必要だろう。