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 CGMとは、コンシューマー・ジェネレーテッド・メディアの略。直訳すると、消費者が生成するメディア、または消費者発信型メディア。ブログやBBS(掲示板)、メールマガジン、メーリングリスト、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、消費者が自ら情報を発信するメディアの総称。特に2004~2005年以降のブログの爆発的な利用拡大に伴って情報発信・伝達の影響力が増し、新しいメディアとしての認識が広まった。

 従来、情報の発信元となるメディアは、テレビ/ラジオなどの放送局や新聞社、出版社などの専門企業が占めていたが、インターネットの普及・発展に伴い一般企業のWebサイトへと範囲が拡大し、さらに簡易版のWebサイトといえるブログの登場により個人が大きなウエイトを占めるようになってきた。

 商品・サービスに対する感想や評価などの消費者が生み出す情報は、ブログやSNSの日記などによって発信され、ブログの閲覧やトラックバック、SNSのコミュニティなどを通して伝搬する。多数の個人が関心を持つ情報は幾何級数的に認知が広がるため、クチコミを利用したバズマーケティングの“場”として大きな価値を持つ。

 CGMの代表的な例としては、ブログやSNSのほかに、商品レビューを含むWebサイトやソーシャルブックマーク、誰もがブラウザからページを作成・編集できるオンライン百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」などがある。2006年に急速に利用者を増やした動画共有サイト「YouTube」も、もともと個人が作成したビデオを共有するためのサイトでありCGMの一種である。個人が作成したビデオを、CGV(コンシューマ・ジェネレーテッド・ビデオ)と呼ぶこともある。

 CGMには、「CGMをメディアとして運営する者」と、「CGMをメディアとして利用して情報を発信する個人や企業」の2種類の立場がある。運営者は、テレビや雑誌と同様に広告媒体として運用したり、第三者に向けて一般消費者のクチコミを利用したマーケティングの場として提供することができる。一方、利用者側には個人(消費者)と企業との間の直接的なやり取りが可能になるなどのメリットもある。