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 インフルエンサーとは、ブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、コミュニティ・サイトなどのCGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)の中で、ほかの消費者に対して“カリスマ”的に大きな影響を与える人を指す。

 企業のマーケティングメッセージがあふれる現在、消費者は押し付けがましい広告を避ける傾向にある。こうした消費者のメディア接触意向の変化に対応して、マーケティング手法も従来のマスメディア広告に加えて、クチコミを活用する手法が広がっている。クチコミでは、自分が信頼する人によって語られる製品・サービスの体験談などがコミュニティにおける「ソーシャル・カレンシー(社会的な通貨)」として、人から人へと伝わっていく。このクチコミの起点や“増幅器”となる「信頼される人」がインフルエンサーと言える。

 マーケティング会社のブルーカレント・ジャパンの調査では、5人に1人は一定の情報発信力を持つ「個人インフルエンサー」である。同社は個人インフルエンサーを、「コミュニケーション力」「信頼獲得力」「情報伝播力」をすべて備えた消費者と定義している。クチコミを活用するバズマーケティングでは、こうしたインフルエンサーの活用が欠かせない。

 インフルエンサーの具体像は、好感度の高い芸能人やファッションモデル、スポーツ選手、知識人、著名なブロガーなど。ターゲット層が違えば、インフルエンサーも変わる。このほか、ある業界やグループで専門家的な存在として影響力を与える人たちもインフルエンサーと呼べる。具体的には、業界紙/業界雑誌/専門オンライン媒体の編集者やライター、アナリストなどである。特定の業界のスペシャリストとして、特定分野に焦点を当てた情報を「経済的な通貨」として流通させるプロフェッショナルである。影響範囲は限定的だが、そのグループ内では大半の人にリーチできる可能性が高い。