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図1 他のマシンのブロック・デバイスをローカルのデバイスとして扱える
図1 他のマシンのブロック・デバイスをローカルのデバイスとして扱える
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 他のマシンが備えるブロック・デバイス(ハード・ディスクやフロッピ・ディスク,光学ドライブなど)を,ネットワーク経由でローカルのブロック・デバイスとして見せるためのクライアント/サーバー型プロトコルおよび,そのプロトコルを使ってマウントできるデバイスのことです(図1)。ローカル・マシンに接続されたブロック・デバイス(内蔵のディスク・ドライブ)と同様に扱えます。

 ネットワーク・ブロック・デバイスが読み書き可能なら,それ上にExt3やExt2,XFSなどのさまざまなファイル・システムを構築できます。スワップ領域としても使えます。さらに,ハード・ディスクを冗長化構成にして性能や可用性を高める「RAID(Redundant Arrays of Inexpensive/Independent Disks)」や,ディスク区画(パーティション)の動的なサイズ変更ができる「LVM(Logical Volume Manager)」も利用できます。

 ただし,ネットワーク・ブロック・デバイスは,NFS(Network File System)やNAS(Network Attached Storage)などのネットワーク経由で共有できる記憶装置とは異なり,排他制御の機能はありません。複数のクライアントから同じネットワーク・ブロック・デバイスに対して同時にデータを書き込むと,ネットワーク・ブロック・デバイス内のデータが破壊される恐れがあります。