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 階高とは,建物の各階の高さのことです。建物は,柱,梁,床,壁で構成します。階高とは一般に,そのフロアの床上面から上の階の床上面までの高さを指します()。通常,建物内部はフリーアクセスのフロアによって床がかさ上げされていたり,天井板が吊り下げられたりしているので,空間としての高さは階高よりもずっと小さくなります。実際に有効な部分は,フリーアクセスのフロアの上面から天井板の下面までとなり,この高さが一般に天井高と称されます。

図●階高,天井高,フリーアクセスの関係
図●階高,天井高,フリーアクセスの関係

 階高はデータセンターにとって重要な要素です。

 サーバー室には,やや高目のフリーアクセスのフロアが設置される上,サーバーからの排熱が天井で跳ね返らないようラック上部に空間を必要とするので,自ずと階高が高くなります。例えばオフィスの階高は4メートル程度ですが,一般にデータセンターでは4.4~6メートルの階高を必要とします。

 近年,サーバーの高集積化によって,ラックからの排熱は増加の一途をたどっています。階高が小さいために必要とされるフリーアクセスの高さやラック上部の空間を確保することができず,排熱処理に支障を来たす事例も増えています。

大成建設 IT施設計画室
課長 諏訪 浩一

IT施設計画室は,データセンターの企画・設計を手掛けるデータセンターの専任部署。データセンターに適した土地かどうかの調査や,データセンターの設計・施工に豊富な実績を持つ。同社のIT部門に所属していた担当者が多く,現場のシステム運用を理解していることも強み。データセンター・プロジェクトチームは,IT施設計画室を核として,各部門の専門家が集まった組織。諏訪氏はプロジェクトチームの一員。