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 グレーチングとは,フリーアクセスを構成する床パネルの一種で,格子状に穴が開いたパネルを指します。

 サーバー・ルームの空調は,フリーアクセスの床下から冷風を送り込む方式が一般的です。床下を通って来た冷風は,グレーチングの部分からラック前面に吹き上げられます(図1)。ホットアイル/コールドアイルの標準的な形のデータセンターでは,コールドアイル側にグレーチングが配置されます。

図1●グレーチングの配置が冷風の流れを左右する
図1●グレーチングの配置が冷風の流れを左右する

 サーバーからの発熱が急増する最近のデータセンターでは,グレーチングの配置が,データセンターの空調設計のカギを握ると言っても過言ではありません(図1)。グレーチングが多すぎると冷風の吹き上げ速度が低くなり,ラック上部まで届かないことがあります。逆に少なすぎると冷風の当たらないラックが生じ,局所的に高温となる部分が現れる可能性があります。

 空調計画を行う際には,ラックや空調機の条件に加えて,グレーチングの形状や配置も含めたシミュレーションが不可欠です。

大成建設 IT施設計画室
課長 諏訪 浩一

IT施設計画室は,データセンターの企画・設計を手掛けるデータセンターの専任部署。データセンターに適した土地かどうかの調査や,データセンターの設計・施工に豊富な実績を持つ。同社のIT部門に所属していた担当者が多く,現場のシステム運用を理解していることも強み。データセンター・プロジェクトチームは,IT施設計画室を核として,各部門の専門家が集まった組織。諏訪氏はプロジェクトチームの一員。