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 LTE-AdvancedはLTEの後継となる無線通信規格。LTEの技術を拡張し、さらに高速化する。理論上の最大通信速度は下り3Gビット/秒である。移動通信分野の業界団体である3GPPが「3GPP Release 10」「3GPP Release 11」として規格化。国際電気通信連合(ITU)が、LTE-Advancedを第4世代移動通信システム(4G)として採用している。

 高速化技術として、複数の搬送波(キャリア)を束ねる「キャリアアグリゲーション」、送信側/受信側で最大8個ずつのアンテナを利用する「8×8MIMO」、複数の基地局が協調して同時にユーザーの端末にデータを送信する「CoMP」、基地局と端末の間で無線通信を中継する「リレー技術」などを採用。基地局同士が連携し、通常のセルが通信していない時間や周波数を使って、より小さなセル(スモールセル)が通信することで干渉を防ぐ「eICIC」の改良版も盛り込む。

 こうした高速化技術は、各国で2013年以降に段階的に導入されるとみられる。さらに「3GPP Release 12」として、LTE-Advancedの後継規格の検討も始まっている。こうした規格は「LTE-B」などと呼ばれており、やはりLTEの技術をベースに発展させたものになる予定だ。

図●LTE-Advancedの特徴
図●LTE-Advancedの特徴
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