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 携帯電話やスマートフォンのGPS(全地球測位システム)機能を利用して、現在地周辺の情報を利用者が書き込んだり参照したりできるネットサービスのこと。


 位置情報を利用した新しいサービスが広がっています。これらを総称してジオメディアと呼びます。

 ジオメディアは従来型の地図情報を使った地理情報システム(GIS)の機能に加えて、携帯電話やスマートフォンに搭載されているGPS機能を使うのが前提になります。しかも利用者参加型のサービスであることが多いのも特徴です。

 ジオメディアの代表格は、米フォースクエアが運営するサービスです。2008年秋の開始以来、急拡大しており、2011年1月には利用者が日本を含む全世界で600万人を突破しました。日本発のジオメディアとしては、NHN Japan(東京都渋谷区)の「ロケタッチ」や、はてな(京都市)の「はてなココ」などが有名です。

 それぞれの利用者はまだ多くはありませんが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手のミクシィ(mixi)やフェイスブック(Facebook)にも同じようなジオメディア機能が用意されているので、潜在的な利用者は既にかなり多いといえます。

効果:その場で欲しい情報が手に入る

 ジオメディアの特徴は、その時その場所その状況に応じて情報を受け取ったり伝えたりできることです。利用者は今自分がいる場所にふさわしい有用な情報を簡単に入手できますし、事業者はピンポイントで広告などを配信できます。

 具体的な使い方としては、まずは携帯電話やスマートフォンの位置登録機能に基づいて、画面に表示される現在地周辺の建物や店舗の名前を確認し、利用者がその場所に「チェックイン」をします。

 すると利用者は他の人が過去に書き込んだその場の情報を読めます。例えば飲食店なら「この店はチャーハンを注文すると早く出てくる」といった口コミを確認できるわけです。その店舗の割引クーポンを入手できることもあります。

 現在同じ場所にいる人を表示する機能があり、仲間も探せます。同じ場所に繰り返しチェックインすると、「市長」や「リーダー」といった称号がもらえるなど遊びの要素も用意されています。

事例:DVD自動レンタル機を告知

 ビデオレンタル大手のゲオは2010年12月から2011年1月にかけて、全国約80カ所に設置しているDVDの自動レンタル機「ゲオボックス」とロケタッチを連携させたキャンペーンを実施しました。ジオメディアと組むことで、街中にあるレンタル機の設置場所を消費者に知ってもらうのが狙いです。

 ロケタッチを起動すると、近くにあるゲオボックスの場所が表示されます。「ここにタッチする!」ボタンを押すと、抽選で割引クーポンのコード番号が当たり、これをゲオボックスに入力すればレンタル料金が値引きされる仕組みになっていました。

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