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 スマートフォンに感染して危害を加えるコンピュータウイルスの一種。アンドロイドなどの汎用OS(基本ソフト)の普及に伴って、被害が広がりつつある。


 スマートフォンが急速に普及するにつれて、スマートフォンに感染して機器に害を与えるスマートフォン・ウイルスの脅威が高まってきました。情報処理推進機構(IPA)は2011年2月に初めて、スマートフォン・ウイルスに関する注意喚起を出しています。

課題:保管情報が流出

 スマートフォン・ウイルスはパソコンのウイルスと同様に、インターネットからダウンロードしたアプリケーションソフト(アプリ)や電子メールの添付ファイルを通じて機器に感染します。ゲームや写真などに偽装されていて、一目ではウイルスと分かりません。ウイルスに感染すると、アドレス帳にある宛先に勝手にメールを送信したり、保存しているデータを消したり、外部に流出させたりといった悪事を働きます。個人情報や機密情報がネット上に公開されるリスクもあります。

 従来型の携帯電話ではほとんど問題にならなかったウイルスがスマートフォンで騒ぎになる理由は、汎用OS(基本ソフト)とそのOS向けアプリが動作する点にあります。スマートフォンは携帯電話というよりはむしろ、パソコンに近い機器です。OSとしては、米アップルの「iOS」や米グーグルの「アンドロイド」、米マイクロソフトの「ウィンドウズモバイル」などが搭載されています。

 パソコンが常にウイルスの脅威にさらされてきたのと同じで、スマートフォンもウイルスの脅威を避けられません。特に現時点ではアンドロイドを標的としたウイルスに注意が必要でしょう。