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 家庭用電源から直接充電できるハイブリッド車の一種。蓄電池が持続する間は電気自動車として利用でき、通常のハイブリッド車と同様にガソリンで遠距離走行もできる。


 顧客の環境意識の高まりや、ガソリンなどの燃料費の節約ニーズを背景に、一般的なガソリン車よりも環境負荷が少なくて済むハイブリッド車の人気が高まっています。

 需要の拡大に応えるため、自動車メーカー各社は電気とガソリンを併用できるハイブリッド車のラインアップを拡充しています。2012年以降、新しいタイプのハイブリッド車が相次いで発売されています。その代表格が家庭用電源で直接充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)です。PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と呼ばれることもあります。

 PHVの特徴は、電気自動車や既存のハイブリッド車と比較するとよく分かります。両者の特徴を併せ持つ、中間的な存在だからです。

効果:電気とハイブリッドのいいとこ取り

 化石燃料を使わない電気自動車は、環境負荷の少なさでハイブリッド車よりも優れています。割安な夜間電力を利用して充電すれば、燃料費を大幅に抑えられます。ただし搭載する蓄電池が持つ容量の制約を受けやすく、1回の充電で走行できる距離はハイブリッド車に見劣りするのが現状です。今のところ外出先で充電できる場所も限られています。

 そこでPHVは電気自動車の利点を備えつつも、走行可能距離を延ばして欠点を減らしています。近距離移動は電気自動車と同様に電気だけで走行して燃料費を大幅に節約できる一方、長距離移動や高速走行の際は電気とガソリンを併用して通常のハイブリッド車と同等の性能を実現するのです。