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 データを統計解析するためのプログラミング言語。企業でのビッグデータの利活用ニーズの高まりとともに、データ分析システムの構築手段の1つとして注目を集めている。


 社内データや市場調査データなどを様々な角度から分析し、より科学的なアプローチで営業力の強化や在庫削減を図りたいという機運が高まっています。そうした理由から、「データサイエンティスト」と呼ぶ人材が注目を集めている一方、IT面ではR言語への関心が高まっています。

 R言語は、データ分析やデータ処理に特化したオープンソースのプログラミング言語です。JavaやC言語などといったプログラム言語のように、業務システムを開発するものとは位置付けが異なります。

 統計解析機能が付いたプログラミング言語で、回帰分析など様々な統計関数を備えたフリーウエアとして提供されています。世界中の技術者がR言語で開発した統計解析の関数ライブラリーやマニュアルは、「CRAN」というWebサイトから無償でダウンロードして使えます。

 約5000種類あるとされる関数ライブラリーから目的とする関数を活用すれば、無償で高度なデータ分析ソフトを開発できるのが魅力というわけです。

動向:研究開発部門を飛び出す

 R言語は「ビッグデータ」という概念が提唱されてから登場したわけではありません。ニュージーランドのオークランド大学の技術者によって開発されたのは1996年で、20年近く前のことです。