日経ソリューションビジネス本誌より
目次
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BPOを組み合わせたASP専業会社の誕生
事務代行などBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の機能を備えたASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)事業を展開するイーサポートリンクの業績が、好調に推移している。年商50億円弱の中堅ITサービス会社だが、8月には大証ヘラクレスに上場を果たした。
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技術力への高い期待が裏目に
地道な改善策が奏功、追加受注を獲得競合はみな尻込み、高難度の無線IP電話システム
自信の技術力を発揮できる、格好の案件。だが肝心のノウハウを十分に生かせず、原因不明のトラブルに見舞われる。失いかけた信頼を取り戻したのは、顧客の立場を慮った一言だった。
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大手完全復活、5割が増収増益
中堅以下は赤黒のまだら模様2006年9月中間期決算
ITサービス業界は、元請けとなる大手が主導する業績回復局面に入った。特に、案件の採算管理の徹底と顧客選別により、売り上げより利益の伸びが著しい。ただ構造改革に出遅れた不振企業も残っており、優勝劣敗が鮮明になっている。
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ばら色とはいかぬ内部統制商談
手間かかる顧客対応、商談は長期化姿を見せた日本版SOX法の「実施基準」
「金融商品取引法」に盛り込まれた内部統制制度(日本版SOX法)の実施基準案が11月21日に公表された。その内容はITサービス業界にばら色ではない。長い視点で商機をつかむ戦略が必要だ。
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2006年9月の情報サービス業売上高
勢いにややかげりが見られる経済産業省が発表した「特定サービス産業動態統計・平成18年9月分(確報)」によると、情報サービス業全体の2006年9月における売上高は1兆4319億9000万円だった
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2006年度第2四半期のパソコン出荷、台数・金額とも前年割れ
電子情報技術産業協会(JEITA)の取りまとめたところによると、2006年第2四半期(7~9月)の国内向けパソコン出荷実績は、台数が2005年第2四半期と比べて4%減の301万台となった。図にはないが、金額は同7%減の3595億円だった。
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こんな営業が嫌われる
現役SEが打ち明けた「本音」
ソリューション営業を強化するITサービス業界で、役割を大きく変えつつあるのがSEだ。注文通りのシステムを作るだけでなく、最近は営業の最前線にも登場。システム構築に、多くの助言を与えてくれるようになった。
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最初は無視されたソリューション提案
受注前でも、相手の要望にフル対応ニッチな部分に特徴を発揮、新市場進出の足がかりに
大手も提案する中、立正大学から出席管理システムを受注したのが、中堅のアルファメディアだ。企業向け就業管理システムを流用する他社に対し、ニッチな部分で独自色を出したことが奏効した。
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日本版SOX法への対応で需要拡大
販売パートナー争奪戦の様相も導入機運高まる「アイデンティティ管理」
日本版SOX法への対応で、「アイデンティティ管理」の市場が急拡大している。手掛けるソリューションプロバイダはまだ少なく、製品ベンダー間でパートナー争奪戦の様相を呈している。
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ICタグやGPS携帯で安否を確認
全国2万校の“巨大市場”が誕生児童見守りソリューション
登下校中の児童の安否を確認する「児童見守りソリューション」。これまで実証実験ばかりだったが、商用化する企業が相次いでいる。広告掲載などのアイデアで初期費用を抑えつつ、映像監視ソリューションなどと組み合わせて拡販を図る。
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ソリューションプロバイダの顧客満足度
保守・サポートでNECフィールディングが5年連続1位ソリューションプロバイダの顧客満足度において、導入・構築分野ではリコーテクノシステムズが、保守・サポート分野ではNECフィールディングが、それぞれ1位となった。NECフィールディングの1位は5年連続。J.D.パワーアジア・パシフィックが、国内のユーザー企業3万4546社を対象にした調査による(有効…