PR

2月16日 VISION COMMANDのトレーニングミッションもあっという間にこなしてしまったかずは,Challenges(チャレンジ)に進む。ChallengesのTracker(トラッカー:追跡者)を選択したのだが,かずは「トラクタ,トラクタ」と呼ぶ。自分の知らない言葉を知っている言葉に置き換えるは老若男女を問わないのだと思った。Trackerではまず,VISION COMMANDのPCカメラ(レゴカム)をMindStormsのモーターで上下左右させるパワーショットというロボットを作る。



 MindStormsの本体から延びた2本のケーブルはモーターにつながっており,モーターの回転はプーリー(輪ゴムで回す仕組み)からギヤへと伝えられ,レゴカムが上下左右する作りである。

 次にプログラミングに進む。作成すべきプログラムの概要は「When lights is detected have the camera turn or tilt towards the light」である。当然,小学5年のかずは「なんて書いてあるがけ?」とノルウェイのフィヨルドにある「ナンテカイテアル崖」みたいな富山弁で尋ねる。「明かりを検出したら,カメラを左右させるか,上下させて明かりの方向に向ける。」正確に訳そうとすると標準語になる。MindStormsのChallengesに比べて,VISION COMMANDのそれは過剰なほど親切だ。まずはヒントが示される。

 pattern number 13 
 カメラのregion(領域)を仕切るパターンは13を使え。
 ScanRight Scanleft TiltUp TiltDown Command 
 ScanRight Scanleft TiltUp TiltDownの4つのコマンドを使え。

 ヒントは必要だ。余計だと思ったのがSample Programのボタン。これを押すとサンプル・プログラムが表示される。複雑なプログラムなら1つのサンプルなのかもしれないが,こんな単機能のプログラムの場合,他の方法は考えにくく,答えそのものになる。慌ててNew Programのボタンを押し,表示されているプログラムを消す。

 パターン13は視界を次のように区切る。



 region 5に光が入っている時は真中だから,レゴカムを動かしようがないのでregion 1から4までにコマンドを書いていくことになる。



 region 1に明かりが入るとTilt Upでレゴカムが0.5秒間上を向く。region 2に入るとScanRightで0.8秒右を向く。こんな風にregionを切り替えて,コマンドをつなげていく。

 実は私はregionの切り替え方がわからなかったのだ。ついregionの場所そのもの(黄色い楕円の部分)をダブルクリックしてしまい,「あれっ,選べない」と戸惑っていると,かずが眼鏡の奥から冷たい視線を投げていた。視力はこうしろうより悪いので眼鏡をかけると細い目になるのだ。「トレーニング・ミッション聞いとらんだがけ?そこでなくて矢印をクリックするがいぜ」とかずに教えられてしまった。「いや,聞いてたんだけど忘れたんだ」とコノヤローと思いながら答えた。

 region 1と書いてある横の矢印で,regionを切り替えかずはどんどんプログラムを作成していった。『こいつ,覚えるのはやいな。一度で理解してしまうなあ』と不覚にもかずに感心しかけてから『かずは,ヒマだし他に覚えることがないからだ』となんとか思い直した。