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 「そのうち,ほのちゃんがロボットを作るようになっているかもしれませんね。」吉田 育代さんと柳田さん(当時日経ソフトウエア編集長)が我が家に来てくれたときに(第98話参照),どちらかがそんなことを言っていた記憶がある。当時,末娘のほのは3歳。女の子だし,そんなことはないだろうと父は思った。

5月1日 私はITネットワークアシストたかおか(略称NAT)というボランティア団体で,小学生を対象にレゴ・マインドストームを使ったロボット教室をやっている。

 この教室ではRIS2.0標準開発環境でプログラムを作成しているが,RIS2.0にはビックブロックという複数のコマンドを組み合わせた便利すぎるコマンド・ブロックがあるので,簡単にロボットに複雑な動きをさせることができてしまう。子供たちは早く結果を出したいので,ビックブロックの中身を理解しないで,ブラックボックス化したままでロボットを動かそうとしてしまう。

 もっと,ロボット・プログラミングの基本を着実に教えることができる教材はないかと探したところ,永和システムマネジメントのREALシリーズを見つけた。ROBOLAB基礎編の指導者用,受講者用テキストと基礎編で使用するプログラム開発用ソフトウエアREAL2060JP(中身はROBOLAB)を入手し,少し予習をしておこうとテキストを開いた。

 受講者用テキストに出ている最初のロボットを作ろうとパーツを探していると,この春に小学1年生になったほのちゃんが「ほのもする」と寄ってきた。1年生には難しいだろうなと思いながら,一緒に作りはじめた。対になる部品の一方を作って,「これと同じものを作ってごらん」というのだが,少し違ったものになってしまう。左右対称に作らなくてはいけないケースが多いが,右と左と同じ間隔でブロックをはめることが1年生には難しいようだ。

途中で何度か作り直し,だんだん形になってきた。

 これが,ほのが最初に作ったロボット(車)だ。以前,ほのはこうしろうやかずがロボットを動かすと「こわい,こわい」と逃げ回っていたのだが,1年生となった今はうって変わって,緑色のRUNボタンを何度も押して自分のファースト・ロボットを走らせて遊んでいた。